授業がとても面白い。今までの自分が身につけてきた上っ面の知識を全て覆されるような、目から鱗の話が聞ける。もともとこの教授の下で勉強したい気持ちがあって選んだ大学なので、こういう授業があると2時間半かけていく意味が見出せる。同じ日にくそつまんねぇ授業もあるんだけどね。
そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/11/28
- メディア: 文庫
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実はこの作品、既に3回読んでるのだが殆ど理解不能。大体の流れは森ワールドっていうか、いつものパターンだなと思うけど、これが一番ぶっ飛んでる気がする。
この小説の面白いところは、環境によって語り方が激変するところ。基本的に2人の視点から交互に描かれながら話が進むのだけれど、登場人物の心象風景と、外界そのものの情景描写の切り替えは本当に見事。かなり理系寄りの頭に持っていかれそうになるが、こういった部分は流石と言うべきだろう。
って何故か自分の口調まで支配されるくらいのめりこむのがこの人の小説。ヤバい。