久々に小説を読みました。電車に乗っている間だけ読むことにしていたので、読了まで1週間以上かかりましたが、とても面白い小説だった。暫くS&M読んでなかったからついていけるか心配だったけど、すぐにあのノリに入り込めて今回も衝撃と笑いの連続という感じ。キャラが濃いなーどいつもこいつも。そして毎度のことながら「犯人像」というものに全く固執しない姿勢が大好きです。俺は「形に拘るな」というメッセージが提示された時に犯人に気付きました(遅?)。
今回最もウケたのは次のシーン。
(1)古本屋の店主と犀川のやり取り(日曜日はクレイジィ)
店主「新聞をとってない?そりゃ、いかんね。そんなこっちゃ、時代に取り残されるよ」
犀川「ええ」
店主「大学の先生が新聞読まないんじゃあねぇ…」
犀川「今、読んでます」
(2)大御坊のビデオをみんなで見るシーン(木曜日はミステリィ)
国枝「私、関係ないみたいだから、遠慮しておく」
大御坊「まぁまぁ、そう言わずに。私は貴方にこそ、見てもらいたいの。深い意味はないけどね」
国枝「不快な意味があるのでは?」
犀川「国枝君。いつから、そんなテクニックを身につけたんだ?」
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07/13
- メディア: 文庫
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