素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


宿無し男への鎮魂歌

 いつもと一味違った、珍しい日曜日でした。

 仲間っていいな。

ヴァージンハウス/花津ハナヨ

ヴァージンハウス 2 (ビッグコミックス)
 先日バトンで漫画100選をやった時、スピリッツも長く読んでるし何か入れたいなぁと思って6本ほど選んだのですが、その中のひとつです。
 半年程で打ち切られ、実際内容も大したことない漫画なんですが、終盤で突然現れたカメラマンの卵・櫻井が主役級をそっちのけで全てかっさらっていきます。男前(容姿ではない)なのにかわいい。話の収拾つけるためにいきなり出てきた感じで、急展開は確かに否定できないんですが、僅か23話のこの漫画で一番面白いのは彼の登場からだと思います。主人公のユキが、夢だったカメラマンの道を本気で目指そうとする所謂ワーキングが話に挿入されたことも手伝って、最後の7回は凄く充実している感じがしました。100選をきっかけに改めて単行本を読んでも(2巻探すの大変でした……)それはゆるぎない。
 他にもこの漫画家の特徴だと思いますが、全編に渡って決めゴマがあまりに素敵で頁をめくる手が一瞬止まり、セリフ少ないのにかなりゆっくり読んでしまいました。他作もじっくり読んでみたいです。