細かいことはよくわからないのですが、とにかくすごい漫画を読んだ思いです。まだゲイという言葉が無かった時代の同性愛、トランスジェンダーや当時のアメリカ情勢も本格的に交ってくることで、どこか浮世離れした設定が現実味に溢れており、本当にJというひとりの人間の伝記を読んだようでした。
1巻は学園、2巻はNY、3巻は刑務所が舞台になってます。最終回では、常に気張って飄々と逞しく生きてきたように見えたJが心に抱えていたものが浮き彫りになり、一層結末を盛り上げてくれます。
全編に渡り目を背けたくなるような場面が満載ですが、だからこそこのラストにも納得なんだよなぁ……。
感想が全然まとまらなかったので、こんな文章になってしまいました。くそ、言葉は不便だ。