素敵な呪文

感想文

何かいいものを求めてます。それらの所感を投げ込みたいときに使う場所です。
2008年12月にいったん終了。1年後の12月に、コンセプトを改めて再開してみました(過去記事はそのままです)。よろしくどうぞ。
書店員を経て出版社に勤める漫画スキー(特にBL)。
その他頻出ネタとしてはTM NETWORK、90年代ビーイング、ジャニーズなど。
時事ネタも何かどうしても不特定多数に向かって叫びたいような出来事があれば書いています。


1巻が多いってことは読み漁りすぎってことだ

 全くその通りだぜぃ。

14歳の恋/水谷フーカ

14歳の恋 1
クラス中から大人っぽいと評される和樹と彼方は小学校からの仲良しだったが、周りの期待に沿うように「大人な自分」を演じて過ごし、学校では互いに距離を置いていた。が、一緒に日直を勤めたある日、自分たちの変化に少しずつ気づいていく。
 一度この方の漫画を好きになった方はすごく楽しめると思います。もう甘くて、背伸びして、つい見栄を張って、にやにやしてしまうような恋模様。ただ別に「14歳」じゃなくてもいい、という人もいるでしょうね。個人的には14歳、17歳、19歳、22歳ってところにある種のステップがあると思っていて、それにあてはめるとドンピシャなのですんなり入り込めたのですが。

coda/壱村仁

coda(1) (アヴァルスコミックス)
日舞の家元で育った春一はバレエの美しさに惹かれており、ひとりでプリマの真似事をしているところを天才ダンサーのユーリに見られてしまう。その舞に心奪われたユーリは、春一に女装をさせてペアで踊ると言い出す。
 設定や表紙で読者を掴もうとするのはマーケティングの基本ですね(笑)。BL耐性があるので僕はそこそこ楽しめました。が、ひとつだけ。パドドゥ(デュエット?)をもっと綺麗に描きましょうよ!たとえバレエ漫画として勝負できなくても、そこがしっかりしていればBL層はもっと食いつくんじゃないでしょうか!

四月は君の嘘/新川直司

四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
神童と謳われる天才ピアニストだった有馬。母の死をきっかけに、コンクールの舞台で突然演奏できなくなってからは、表舞台から姿を消していた。3年が経った頃、ヴァイオリニストの宮園かをりと出逢いをきっかけに、彼の音楽人生が再び開き始める。
 これはおもしろくなりそう!前作と全く違うジャンルの物語なのに、登場人物のテンションとか褪せていません。特にかをりがいい。暴力上等とかどんな女かと思いましたが、終始きっちりヒロインです。有馬とは異なる音楽へのスタンスを持ちながら、何故有馬の才能に魅かれていたのかが気になりますね。

恋と軍艦/西炯子

恋と軍艦(1) (講談社コミックスなかよし)
慣れない田舎生活を送る中1の香菜にとって、若くて優しい町長さんは憧れだった。ひそかな恋心を伝えようと奮起したのだが、町外れの屋敷に住まう怪しい風貌の男と町長さんの奇妙な関係を知ることとなる。
 こうして少女はBL脳を育んでいくわけですね(違)。というかこれでサーシャ(何この名前)と町長がデキてなかったらただのハッタリですよ!間違いないじゃないですか!
 こまっしゃくれた篠原さんの立ち振る舞いがまさに腐女子への階段を描いています笑。

レッツ☆ラグーン/岡崎武士

レッツ☆ラグーン(1) (ヤンマガKCスペシャル)
気がつくと無人島に漂着していた山田。島にはもうひとり流れ着いた少女・衣舞瀬がいた。次第に衣舞瀬に惹かれていく山田にとって、天国か地獄かの無人島生活。そこに様々な謎が浮上し……。
 カバーだけ見ると最近の少女趣味的な無茶ぶり展開漫画かと勘違いしそうですが、さすが岡崎武士と言うべき本格的SFです。漫画好きの感想って本当に信憑性がありますねぇ…すごく面白かった!衣舞瀬かわいいし。それから山田もパズーみたいな男気のある主人公って感じで好印象でした。
 物語は最初淡々とお色気混じりに進みますが、中盤から突然ガラッと変貌し、加速度をつけていきます。こういうテーマでしっかり「続き読みたい!」と思わせるのって実に漫画家の才と思いますね。