珍しくアンソロジィの紹介です。アンソロは苦手で、いい作者を集めていても殆ど手を出しません。勿論、質の高そうな物は大体把握していまして(こんな私に誰がした…)Babyもそのひとつでした。これを最後に休刊してしまったのですが、この特集は素晴らしい。ヤンキー受かーうふふふふふ、とか言いながらさくさく読んでしまいました。「ん??」と思うようなものも2、3ありましたが全体的には文句無し。恋煩シビトは流石の存在感。まだ単行本を読んだことがない人の中では山田2丁目、海野サチ、真名子が良かったです。『秋山くん』ののばらあいこはやっぱり表情が巧いですね。
どうでもいいことですが、所謂ヤンキーはこのアンソロに描かれている人々からさほどかけ離れていないと思いました。ヤンキーの連中は年上・年下含めそれなりに仲良くしていたのですが、彼らの素直さ、また悩みの多さは無視できない何かを感じます。僕が特に居心地良かったのは、そういう悩みなどを誤魔化さないところでした。その辺にいるマトモぶった連中の方が見栄や虚勢を張っていて、心を開かない場合が多いように思います。ってホントにどうでもいいですね失礼。