素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


百千万の言葉を並べて

 たまーに何となく覗いたブログで、好きな文章を書く人に出会えるのはやっぱり嬉しいんだけど、何故かそういう人の過去あるいは現在って強烈なコミュ障ばかりで少し哀しくなる。「友達がいなかった」「言いたいことを話せなかった」とかネガキャンのようなマイヒストリーをごくたまに書き連ねていて、ホントのところどうか知らないけど、社会を知って学生時代よりちょっとはマシになったであろう自身を省みて安心しようとしてるのかもしれないな。
 僕が好きな文章はやはりどう見ても文学的というか…文学をたくさん読んだ人にしか書けないような文章なんですよね。きっと読書家なんだろうなってすぐに想像できるような、流麗な文章。そして、その文章がどの作家の影響を受けているかとか全く判別できない僕は読書をしてこなかったし、コミュ力は中の下くらいだとしても学生時代に友達がいっぱいいたし、基本誰とでも喋れた。そうやって僕がくだらない会話に時間を費やしていた時、黙々と文学の世界に向き合って言葉の紡ぎかたを身に付けていった人にしか書けない文章への畏敬がやはりある。ただ誰かと仲良くならないとつまはじきにされる、さながら拷問部屋のような学校という空間で、多くの友人や仲間と楽しい日々を過ごせたことは今にしてみればすごく貴重な瞬間だった。だからその文章の「作者」への憧憬はない。


 と、わざとらしい文学的(かどうか知らんけど)に書いてみました。本を読んでないんだから書けるわけねぇっつーの。