素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


生徒諸君!

 今クール、唯一真面目に見ていたドラマです。ホントにドラマを見る暇なんてない中でしたが、しっかり見ましたねー。熱血教師すぎて鬱陶しいかなーとも思った最初でしたが、ドラマの王道ということで、暗いドラマを見るよりは遥かに良かったと思います。
 内容や役者について書くと、悪が全く態度を改めない汚さが実はとても良かった。前任だったあのクソ教師、珠里亜の従兄弟の泰人がそれですが、あぁいう人達までもがコロッと平謝りしていたら「なんてつまらないドラマだろう」になっていたでしょう。一度腐った奴ってちょっとやそっとじゃ治りませんよ。誰かが何とかできるようなものではないと思います。あと、意外にもメッセージが押し付けがましくなかったですね。金八先生とかとは違って、ドラマの中で展開してくれたのがよかったです。こういうドラマってともすると視聴者を意識して「教訓」めいた胡散臭さがあって嫌いなんですが、これはそこまでいかずに劇中の教師と生徒だったのでよかったです。授業シーンが少ないのも一役買ったかもしれない。
 さてキャスト。脇役がホントにかっちりしてますねー。生徒も数人「あ、うまいな」って子がちらほらいました。流石に堀北や本郷君は別格でしたが…。堀北も最初出てきたときは演技の酷さで大嫌いになりましたが、今回はかなりよかった。椎名桔平やいっけい、上原美佐らは言わずもがなです。東ちづる最高でしたね!長野里美(珠里亜母)も最後あっけなさ過ぎましたが一気に涙を流す一瞬の演技は凄かった。そしてやっぱり、ここまでウザい教師を演じられるのも内山理名だけだったと思いました。これがちょっとでも売り出し中の人気女優だからとかいう理由で普段キャピキャピ(死語)してる女優がやったら台無しでした。ミスキャストは特になかったんじゃないかな。
 最後に、主題歌が非常に良かったです。YUIは嫌いですけどこのドラマにはとても合っていました。