いま結構キテます。11巻をバイト先で読んで以降、ブックオフで少しずつ単行本を立ち読みし(未だ中古市場でも高値のため…)ようやく読了しました。アニメの方は最初の7〜8話くらいしかちゃんと観てなくて、漫画は中盤連載を読んでましたが、まぁつまり大まかな話の流れを知っていても細部は全くよく解らずじまいでした。でもね、漫画はかなり解り易い。どれもこれもきちんとした「伏線」になってて、投げやりだったり唐突だったりで観る者を翻弄するしかない、といった感じだった原作アニメからは想像も出来ないくらい。何よりそれぞれのキャラのcharacterがきちんと描かれてる。セリフとか小物もかなり共感出来る内容に変えられてて、この作品自体無機質なキャラクタの集まりだと思っていたのが、みんなとてもいとおしくなった。
それから装丁がいい。毎回ピンナップがついてるんだけど、貞本義行の色使いとか塗りの個性には脱帽する。美術専門なだけある。
まだ連載やってるみたいね…一体いつ終わるのか(笑)。ただ、ただのコミカライズとかじゃなくて、ホントに漫画でしか表現できない「EVA」を生み出している気がして、新作映画もやってくみたいだけど、最終的にはこちらの方が評価されると思います。
新世紀エヴァンゲリオン (11) (角川コミックス・エース (KCA12-11))
- 作者: 貞本義行,カラー
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/06/18
- メディア: 単行本
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