改めてこの漫画の良さについて書いてみようと思います。この漫画が連載されていた当時のボンボンって本当に名作揃いでした。プラモウォーズ、王ドロボウJING、ガンダムX、ウル忍、マリオ64、海の大陸NOA、江戸川探偵組、そして地味ながら好きだった凄ゴマC学園…。その中でなぜかこの漫画の印象が突出していたのは、やっぱりカカオのキャラクタが好きだったんだと思いますが、今でも変わっていません。漫画の主人公にはこういうキャラを求めます。あとはなんといっても絵。3巻の画力とストーリィは前2冊と比べ物にならないほど秀逸です。黒胡麻や万方といった、本来カカオの敵役を担当するキャラが好きですね。残念だったのはその期待の中始まった作者の次作「機天烈少年'S」が一番面白いところで頓挫してしまったこと。ショックでしたねー……。
漫画自体は子供向けのギャグを主体にしていますが、人間関係で万人受けするものを創っていますし、実際に登場するコングルは何品か試しましたが美味です。
発行部数が少ないので古本屋でもなかなか見かけませんが、是非探して一読を。できれば1冊にまとめて復刊してほしい、書き下ろし原稿とか入れて…。ちなみにWikipediaの作品項目の原型作ったの僕です。