なんだかんだ毎晩読んでると感想も貯まるものです。ということで今回も3冊一気に。数冊読んで好きになった漫画家のものをピックアップしました。
ヤバイ気持ち/原作:鹿住槇 漫画:穂波ゆきね
随分前に買っていたんですが、勿体無くて積読していたものです。しかし読んだらやっぱよかった〜(切)。ぐずぐず言うな!!と机を叩きたくなるような主人公ばかり描いてますよねこの方……原作者全員違うのに。それでも読めてしまうのは毒気のない絵と見開きのうまさにあると思います。匡とか部長みたいなキャラはBLにつきものですし、受攻の性格等もテンプレート的でまさに王道まっしぐら。BLを読んだなーという気になりました。
ただ、ひとつ突っ込んでしまったのは匡の台詞。初キスが男友達同士ってよくある話らしいよ、ってねぇから!!!!笑
ノーカラー/夏目イサク
もう認めます。この人はホントにいい漫画を描く!! 最初がこれってすごいな。恋になるまでを描く話が僕は好きなので、このシリーズはもう王道をひた走る筋書きににやにやしっぱなしでした。脇役のメンバーも愛敬があって、何より主役の二人には心を持っていかれること間違いなし。アホな攻×ツンな受は夏目イサクを読むと他のが読めなくなりますね。
不連続世界/トジツキハジメ
不気味な表紙だなぁ……口絵も表題作も怖かったので失敗したかと思ったら、後半3作で挽回しました。「願ったり叶ったり」はぜひ続編が読みたいです。よくここで書いていますけど女の子が登場するBLが好きで、特にトジツキハジメの漫画に出てくる女の子ってフツーのオンナノコって感じですごく安心する。
「蜜三月密」も良かった。BLには必ず告白シーンが含まれるはずですけど、この人は告白に使う台詞のセンスが大変優れていると思います。この短編でも、さんざんエッチしたあとで最後にかます告白がものすごく良くて唸りました。