読書メーターの記念すべき200冊目に何を読もうかと迷った挙句、やはり明日美子さんになりました*1。しかしこれはそんな節目にも見合う大へんレベルの高い漫画です。全員が陰を背負っており、ひとつの謎に多くの人物が絡んでくることで話が錯綜していきます。骨格はあくまで桜とは何者なのかにあるんですが、「魔がさすというのは怖いことだな」というのが僕の率直な感想です。続きが気になる作品であることは間違いなし。眼力に心奪われて一気に読んでしまいますが、3〜4回繰り返して読むと端々に散りばめられた装飾に気付くことが出来ます。
*1:実は値段で買うのを躊躇っていたものの、時同じくして勤務先のキャンペーンがあって、結局それ目当てで購入したのでした。