素敵な呪文

日々の感想文。気づけば3月で16周年。90年代のJ-POPと7ORDERは多く取り上げます。

何かいいものを求めてます。それらの所感を投げ込みたいときに使う場所です。
2008年12月にいったん終了。1年後の12月に、コンセプトを改めて再開してみました(過去記事はそのままです)。よろしくどうぞ。
書店員を経て出版社に勤める漫画スキー(BL多め)。
その他頻出ネタとしてはTM NETWORK、90年代の邦楽、7ORDERなど。
時事ネタも何かどうしても不特定多数に向かって叫びたいような出来事があれば書いています。


グスコー・ブドリ

 小室哲哉2ndアルバム、敢えて試聴もしていなかったのですが、先日小室みつ子のラジオに出たときのセッションで、遂に新曲に触れてみました!いやーもう、嬉しい!!何がって、下手で!!笑 そこでは小室さん自らヴォーカルを執った「Carry On」を生演奏したんですけども、本当にワンコーラスからこみ上げる笑い感動を抑え切れませんでした。これはひどい。でももうこのひどさにこんなに嬉しくなってしまう自分がいるのもまた事実なのですよね。

明日のない空/塀内夏子

明日のない空 (ビッグコミックス)明日のない空 2 (ビッグコミックス)
 塀内夏子は『Jドリーム』からほぼ全て読んでいます。今となってはどうしても古めかしい絵ですが、それを全く気にさせない物語の構成力、人間味溢れるキャラクタ像などはいつも魅力的で、“新連載!”と聞くと期待してしまいます。これは掲載誌をまだ毎週読んでいた頃でしたのでリアルタイムで読んでいますが、本で改めて読むととてもグッとくる話で、買ってよかったです。
 主人公のサイちゃんとガッツはどう考えても辛い境遇の高校生。周囲の同年代よりもひと足早く社会の現実を突きつけられる中に、彼らが若い自分を解き放てる僅かなチャンスが部活動のハンドボール……というような、塀内節ともいうべきストーリィながら、その描写力は圧巻です。
 こういったマイナースポーツの場合、大概は部員の少ない弱小学校なんかが舞台になりがちですけれど、塀内夏子は「定時制高校」という枠を設定することで、厳しい社会との温度差を明瞭にしています。この方スポーツ愛好家としても結構有名ですので、スポーツものを描きたいという意欲が半端じゃないです。ひとつひとつのエピソードにメリハリも利いていますし、題材の重さを受けきれば単純に面白いです。
 ただこの漫画、折角いい漫画なのに1年に1度しか載らないのが勿体ない…今年まだみたいだし。『コラソン』で忙しいのかな?
 たまにろくろく取材もせずにただ「マイナースポーツだったらなんとなく注目されそう」みたいな思惑の下でレベルの低い連載を始める輩がいて、腹が立ちます。真面目なスポーツものを描く・読むなら、まずは塀内さんの漫画をお薦めします。