徹夜明け。仕事があればまだ眠気も紛れたのですが激ヒマで、結局仕事中にもかかわらず殆ど寝ていました。
・解明が難航していた新大陸「チュニク」から、調査団がひとりの少年を連れてくる。調査団長の姪であるマージが世話役となり、交流を深めるうちに、少年リンレは「チュニクチュニカ」なるものを捜し求めていることがわかる。
読んだあと心の温度が上がるような、暫く目の前がわからなくなるような、言い尽くせぬ感動を伴った漫画を描く作家だなぁと感じました。とにかく読みやすい。ファンタジィは大概読者を置き去りにする妙ちきりんな設定が散見しますけれどこれは全然違いました。「チュニクチュニカ」の種明かしがやけに早いなと思ったら、本来描きたいクライマックスが別にあり、序盤と終盤での緩急は読み応えがあります。マージとリンレの触れ合いがすごく気持ちいい。