泣く子も黙る3ミリオンアルバム。当時のCD業界の勢いを感じますが、それ以上に
五十嵐充がJ-POPのために作った歌詞・アレンジメントはもうまさに聴き手を選ばないポップさに満ちています。ヒットシングルと対の印象あるアルバム曲が実はどれも秀作。「今でも…あなたが好きだから」は
奥菜恵のドヘタな歌とは天地雲泥の素晴らしいセツナソングになっていて吃驚でした。「
モノクローム」は90年代
サウンドに乗せたアイドル的歌詞がまた切ない。好きですこれ。持田も作詞に参加した「All along」、6/8拍子でどこか懐かしい雰囲気を歌う「Hometown」、ロック調のミディアム曲(それまでの
ELTには珍しい)「True colors」と、まぁどれも90'sポップスの域を決してはみ出さない粒揃いです。しかしやはりあれですね、詰め合わせのシングル曲には敵わないというか…「
Shapes Of Love」とか「
Face the change」を聴くとやっぱり
ELTスゴいなって思いますもん。特にFace〜はアルバム用のMixが素晴らしいです。