素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


映画のシナリオだけでいい

Time to Destination

Time to Destination

 泣く子も黙る3ミリオンアルバム。当時のCD業界の勢いを感じますが、それ以上に五十嵐充がJ-POPのために作った歌詞・アレンジメントはもうまさに聴き手を選ばないポップさに満ちています。ヒットシングルと対の印象あるアルバム曲が実はどれも秀作。「今でも…あなたが好きだから」は奥菜恵のドヘタな歌とは天地雲泥の素晴らしいセツナソングになっていて吃驚でした。「モノクローム」は90年代サウンドに乗せたアイドル的歌詞がまた切ない。好きですこれ。持田も作詞に参加した「All along」、6/8拍子でどこか懐かしい雰囲気を歌う「Hometown」、ロック調のミディアム曲(それまでのELTには珍しい)「True colors」と、まぁどれも90'sポップスの域を決してはみ出さない粒揃いです。しかしやはりあれですね、詰め合わせのシングル曲には敵わないというか…「Shapes Of Love」とか「Face the change」を聴くとやっぱりELTスゴいなって思いますもん。特にFace〜はアルバム用のMixが素晴らしいです。