素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

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80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


一網打尽

 毎日3〜4冊の漫画買ってる…まずすぎる……。

アイ・ラブ・ユー/盛田賢司

水泳の実力を買われ、桜花高校体育科に特待生として入学した修二だったが、腰を故障し部活をサボりがち。しかし2年生の春、自分が水泳を始めるきっかけとなったかつての同級生・千夏が新入生として入部する。

アイ・ラブ・ユー 1 いくなっ!! (ビッグコミックス)アイ・ラブ・ユー 2 負けねーからな (ビッグコミックス)アイ・ラブ・ユー 3 愛してる (ビッグコミックス)

 懐かしいー盛田賢司大好きでした。『しっぷうどとう』の連載1回目からスピリッツで読んでいて、ヤンサンに移籍するまでは短編含めてすべて読んだと思います。最近ふとしたきっかけで思い出したように興味が再燃し、しっぷう以前の漫画も呼ばれてみようということで一気に読みました。巻数が短いのでもう少し尺があればなぁと思った点もありましたけれど、かなりキレイにまとまっている青春ラブストーリィ。もともと修二はヤンキーだったので見た目の割には粗暴な態度や言葉遣いをします。でもその気質だからこそ恋に水泳に真っ直ぐで、不良仲間で幼馴染の風子が体当たりで迫ってくるのを退ける時も、千夏の元交際相手だった花島が水泳部のコーチとして赴任する時もビシッといってくれます。古きよき青年漫画ですねー。ただ個人的には当初の高校生同士でフラフラしがちな恋模様よりも、修二が水泳に復帰する2巻中盤あたりからの方が盛り上がりがあって楽しいです。
 千夏との苦い再会をする1話のラストで修二が全裸でプールを泳いだり、修二の寮部屋に押しかけた風子がこれまた一糸纏わぬ姿で修二に迫ったりと、ひと昔前のスピリッツってこういう遠慮のない(且つ、意味不明な)描写が多かったなぁと。小学生の僕が性的な知識とか興味を覚えたのってやっぱりスピだったなといろいろ思い出してしまいます(笑)。