素敵な呪文

感想文

何かいいものを求めてます。それらの所感を投げ込みたいときに使う場所です。
2008年12月にいったん終了。1年後の12月に、コンセプトを改めて再開してみました(過去記事はそのままです)。よろしくどうぞ。
書店員を経て出版社に勤める漫画スキー(特にBL)。
その他頻出ネタとしてはTM NETWORK、90年代ビーイング、ジャニーズなど。
時事ネタも何かどうしても不特定多数に向かって叫びたいような出来事があれば書いています。


ペリカンをその場で描ける力量

 部屋にいる時はTVだと殆どNHKを点けてる。たまたま見かけた番宣で伊東屋の社長が出ていたのが気になって、「世界はほしいモノにあふれてる」をリアタイする。いやー、素晴らしい番組だった。おすすめ文房具ランキング!みたいなつまらない番組より遥かにセンスがある。単なるブームとしてではなく、文化的な存在としてのステーショナリーを、本当に文房具に詳しい人の目線で扱っていました。NHKなだけに特定のメーカーの商品を紹介するわけにはいかない分、商品の紹介は全くありませんでしたが、それでも十分すぎる。ドイツでは小学生が万年筆で勉強をする。はー羨ましい。街にある店も、日本のように格好だけつけている店はひとつもなく、店主のこだわりは自己満足でないのが感じ取れる素敵なショップばかりだった。カリグラフィーカードを売る店の主人(女性)の朗らかな喋り。社長が伊東屋ビル改装時に参考にしたというショップの店長の無邪気さ。日本との差ですねー。
 伊藤社長はたまにメディアで見かけるけど、改めて本当にステーショナリーを愛してる人だなぁと姿を見ていて感じました。楽しそうなんだよねとにかく。勿論背景は楽しいことばかりじゃない。ペーパーメーカーとあそこまでの関係を築くのにはすごく時間がかかったみたいだし、自ら案イラストも手掛けるなど苦労も人一倍というのは理解できる。それでも、三浦春馬とJUJUにペンを勧める場面も含め、ステーショナリーと向き合っている社長は顔がキラキラしていたし、それを取り巻く街や人を真摯に捉えているなといった印象。
 なんだか見ててハッピーになる良質さでした。こういうの見るとNHKのスタッフはさすがやと唸ってしまう。