素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


すっかりお馴染みギリシャ文字

 予定があってわざわざ横浜まで行ったのにドタキャン。ぎゃふんとはこのこと。折角だから大学時代によくうろついたビブレ界隈を少し歩いてみる。相変わらず怪しげな一角だった。


&C

&C

  • アーティスト:Chage
  • ユニバーサル
Amazon

 Chageのミュージシャンスキルやハイセンスさはもっと知られていい。近年のChageソロとかMULTI MAXっていかにもな音楽ファンにこそ面白がってもらえるものなんですが、どうにも懐メロカラオケフジサンケイみたいなイメージがチャゲアスにつきまとってるせいで酷く過小評価を受け続けているように感じます。まぁ中途半端にお茶の間の人風なところもあるししょうがないですけど。
 このアルバムはC&Aが無期限活動休止後だからかマルチの続きをやったような作品。「Windy Road」をセルフカバーしたのがその象徴。村上啓介は勿論、淺井ひろみに代わってなんとあの久松史奈(天使の休息しか知りませんが……)が全曲に参加、単独歌唱パートもあり事実上ツインボーカルになってます。これが結構カッコいい。そもそもChageの高めの声が女声と合うんでしょう。7分を超えるドロンドロンなタイトルチューンで幕を開けると、Chageのシングルで最もシングル曲らしいと勝手に思っている「まわせ大きな地球儀」、そして他のシングル曲より明らかに気合の入った攻めた名曲「春の雪」「無敵の海へ」、ビートルズへのオマージュを存分に発揮した(アルバム全体そんな感じだけど)「Knockin' on the hill」「All You Need Is Love」等々、ハッキリ言ってこの時点でソングライターとしてもシンガーとしてもポップスミュージシャンとしても完全にASKAを置き去りにする完成度。「永遠の謎」はミスチルのJenがドラム叩いてます。