BLOWの5thAl。4th『BREATHLESS』から1年経たずのリリースにもかかわらず、ガラッと変わったソリッドなギターロックを全編に渡って展開。前作のアレンジがKey.の鈴木メインだったのに対してG.の野中が殆どのアレンジを手掛けていることからこの違いが生まれてるんだろうけど、『夢の降る街』で不完全だった生っぽいサウンドメイキングに成功しているのが本作の大きなポイントです。古臭さがかなり減っててもしかすると今聴かれたら最もウケる作品かもしれません。あと前にも書いたんですけど、沢村大和の歌唱がめっちゃ吉川晃司に寄ってきてる。「最後の楽園」「GOOD LUCK MY DREAM」とか解りやすい。
先行Sg曲「RUSTY ROSE」はカッコいいですねー。このバンドのカラーを決定づけていると思う。ただアレンジが変わったとはいえ、「君が泣いた夜」「あの瞳を忘れない」等、キャッチーなメロディは健在。アルバム曲は「TRUTH」が一番好き。こういうアメリカンなロックナンバーもっとやって欲しかったな。