素敵な呪文

感想文

何かいいものを求めてます。それらの所感を投げ込みたいときに使う場所です。
2008年12月にいったん終了。1年後の12月に、コンセプトを改めて再開してみました(過去記事はそのままです)。よろしくどうぞ。
書店員を経て出版社に勤める漫画スキー(特にBL)。
その他頻出ネタとしてはTM NETWORK、90年代ビーイング、ジャニーズなど。
時事ネタも何かどうしても不特定多数に向かって叫びたいような出来事があれば書いています。


OLみたいな人はダメ

 書店業界の厳しさを肌で感じる1年。4月から100以上の書店営業を担当しているけど、始めて3ヶ月で5店舗閉店しました。どこ行っても文具売場を拡張しているし(良し悪しは措いて)、注文に渋いお店が増えた。これは取次に実権を握られて好きな本も置けない(=どこも同じような)書店がどんどん増えてる実態です。やっぱり本って売れないんだねと思いそうだけどそんなことない。今もヒット作がちゃんと生まれているし、雑誌も買われてる。夏に僕の担当エリアで地元特集の雑誌が出たんですが、どの店も去年の売上を超えることができて本社から喜ばれた等の声を聞きます。これらの増売要因がやっぱり広告なんだなというのも感じる。広告料が出せない本でも(=金の無い出版社や無名の作家でも)認知されヒットする可能性はSNS拡散の方が遥かにあるけど、本屋で買う人の大半は、未だに新聞か車内広告です。
 何だかんだ言っても、僕が最も希望を感じるのは書店員の質ですね。こんな斜陽業界で、低賃金で馬車馬のように働かされる職種なのに、自身のこだわりに依らず、忙しさで感情的にもならず、「書店員は接客業」を忘れずに丁寧な対応をする方々がいーっぱいいます。この人は本が好きなだけじゃない、と感じさせてくれる素敵なスタッフがね。そういうお店で買いたいもん。つまりやっぱ人なんだよ。