素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


才能を分けてくれ

 気が向いた時にはすこーしだけふざけた粗筋を書いてみようと思います。その方が紹介しやすいですしね。

あなたは私の希望の星/さがのひを

あなたは私の希望の星 (IDコミックス GATEAUコミックス)
親に見捨てられ、身体の関係を強いる同級生のもとに身を寄せていた穏は、7年前に一度だけ会った異母兄とふとしたきっかけで再会する。
 WEBで大好きだった漫画なので、書籍化の報は嬉しかったです。絵や物語が特別うまいとかは感じていません。でもうまく言えない魅力がちらほらあるんですよね。一見天然気味に見える穏は実のところとても芯のある子で、ニブいから翻弄されるのでは決してない。こういう主人公は好きです。本でまとめて読むと、セリフの多さとか千と光星のCPがメインを食っているとか(笑)新たな発見がありました。逆にWEBだからこそ描けた漫画かもしれませんね。

ふるえる夜のひみつごと/小椋ムク

ふるえる夜のひみつごと (ミリオンコミックス)
寮のルームメイト同士が、人に理解されがたい秘密を打ち明けることになる話。
 KA・WA・I・I!!(兎田さん)そこまでしなくていいだろという程いちいち可愛く描かれています。チビゆえに虚勢を張って逞しく生きようとする裏には克服できないトラウマがあって、それが辻褄合わせでなくとても自然なのが素敵でした。時々ん? と思うような絵もありましたがデビュー本なのでまぁご愛嬌。人気作家の理由も解ります。

雨上がりの10年目/新井サチ

雨上がりの10年目 (キャラコミックス)
高校時代に思いを伝えた相手が忘れられず、あれから10年…そいつが仕事のパートナに!!
 この人の漫画って展開はベッタベタで新奇性などはあまりないのですが、とにかく面白く読めてしまうのが不思議です。時々ハッとする台詞・表情もさることながら、テンポがとても肌に合う。表紙のイメージよりも花島が明るい人だったのもよかったですね。当て馬の堀さん、直哉もすごくいいキャラでした。
 ふつうBLだと気取って躊躇うようなクサい台詞もキレイに織り込んでくるのは、少年漫画出身だからかなと思います。