僕にしては珍しく学園モノ。いや、むしろ好きなんですがGTOで時が止まっていた気がします。生徒の問題は勿論ですが、これは主に前半で次々展開しまして、後半は専ら教員同士の恋愛に焦点があたり、ストーリィシフトがはっきりしています。特にミッチーや邦ちゃんがあんなにどんどん出てくるとは思いませんでした。中盤のミッチーは完全にエイジ(主人公)を食ってましたからね……。梶井先生は好きなキャラ。ワルいオヤジはカッコいいです。ジャージの柄悪すぎ(笑)。
大概、型破りな教師には一風変わった経歴がつきものです。エイジは戦地に赴くフリーカメラマンでしたが、その設定が最後まで生かされていたと思います。サリのドッグタグを返しにいく時に、現地の状況によって返すこと能わず、みたいなところは御都合主義にならず凄く良い。たった3巻とはいえ続編を作る必要なかったんじゃないかな。