素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


WANDSインタビュー備忘録

www.barks.jp


realsound.jp
 柴崎木村が96年までのWANDSに対してどんな思いを懐いていたかを知れる貴重すぎるインタビュー。


www.barks.jp


www.barks.jp


www.barks.jp
 メンバーが思い思いにアルバム各曲にコメントしていて資料的価値がありますね。上原の作詞論も興味深い。


rollingstonejapan.com
 そう、「いま」のバンドなんですよWANDSは!!!


www.yomiuri.co.jp
 「訳が分からないうちに、時の扉が開いちゃった」www さすが裏のムードメーカー。


www.barks.jp


spice.eplus.jp
 ギタリストとしての柴崎をルーツからきっちり追った充実のインタビューです。

やっと秘密が破られた

「BURN THE SECRET」初回限定盤 (CD+DVD)

「BURN THE SECRET」初回限定盤 (CD+DVD)

  • アーティスト:WANDS
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: CD

 心底楽しみにしていた1枚。リメイクの丁寧さに嬉しみを覚えつつ、新しいWANDSをどれだけ提示してくれるかに兎に角ワクワクしていました。流し聴きできる馴染みやすさと聴き込みたくなる凝ったサウンドメイクを兼ね備えた、コンパクトな楽曲を詰め込んだ良作です!

 MVが先行公開された「David Bowieのように」*1イントロ・アウトロなしがキマっている。柴崎がよく言う「世間に好かれてるWANDSの音と、今WANDSとして出したい音を折衷した」を示してくれるリードナンバーですね。この曲で解りやすいのは柴崎のギターと木村のピアノです。これがJ-POP/歌謡曲的な構成にロックエッセンスをまぶしていてカッコいい。特にライヴ(治郎ソロ含む)を観ていて木村はシンセよりピアノの方が絶対にいいと思っていたので、全編でクラシックやらジャズやら多彩な演奏を聴けてとても良いです。
 上原のヴォーカルワークはかなり頑張って上杉に寄せているところもあれば、ライヴを意識してか自己流解釈の部分もだいぶ増えていて、WANDSをモノにしてきている感じがあり嬉しいです。ただこの声は数年後も保てるんだろうか……ライヴ観ててもそれが唯一不安かなぁ。ケアをしっかり頼みます。一方で上原のソングライティングはどちらかというと一生や治郎に近いかなと感じました。言葉選びやセンスは異なるものの「Burning Free」「アイリメンバーU」などは雰囲気も治郎ソロ(3期)と似ています。
 そうそう、3期のカバー「明日もし君が壊れても」なかなか良いですよ。原曲同様に川島だりあがコーラスあててくれてるのとかアツいし、イントロとかクラシカルになってて重々しさマシマシなのがたまらない。これ、坂井泉水大野愛果の名前を入れたいからかなと思ったんだけど(長戸としては少なからずあるでしょうが)、柴崎が「3期の曲も必ずやりたいと思っていた」って言ってくれたのはホント嬉しかったなぁ。

 1年目に出すアルバムとしては十分な作品です。5期の楽曲はシングル含め6曲なので1stアルバムと同じですしね(笑)。次作では大島提供のアルバム曲、木村作曲が聴けるとさらに◯。

*1:クリスタルな季節に魅せられてと同じ場所で撮ったような感じですねw

バラードのように葬(ねむ)れ

 筒美京平が亡くなりました。*1パーキンソン病の中にも晩年まで現役作家としていくつも曲を発表していたのは驚き。もはや彼の偉業に文句をつける日本人はいないでしょうが、やはりなんと言っても沢山のジャニーズソングを提供してくださったことには触れないといけません。初期のマッチや少年隊は勿論、トシちゃんも近年まで歌い続けるヒット曲を手掛けられました。それ以後のグループで自分が好きなのはSMAP「心の鏡」とKinKiの「やめないで、PURE」「一秒のOthello*2ですかね。

 渋谷系との接点も欠かせません。オザケン自身が誇る「強い気持ち・強い愛」はファンとオザケンを繋ぐ重要な楽曲になりましたし、ピチカートで僕が好きな曲ベスト5に入る「恋のルール・新しいルール」も筒美曲。
 ジャニーズも渋谷系も僕の少年時代を形成した大きすぎるファクターでしたから、素直に感謝の思いです。月並みな言葉で恐縮ですが、たくさんの素晴らしい楽曲に育てて頂きまして有難うございました。作品は永遠。これからも聴いて歌いますよ!

*1:これほどの人が文字入力のサジェストで名前が出てこないのはどうかと思う。

*2:KinKiのバージョンが一番好きです。

好きなうちに変わりたい(自己)

 コロナによって会社の前時代的な考え方や暗黙ルールが改まる期待があったけど、結局元に戻そうとする姿に呆れる。こりゃ50代以上の社員がいるうちはずっと無理だわ。うちの会社、仕事は本当にラクだし、ハラスメントを恐れる上司たちは優しさの塊だし、本当精神的な悩みは全く無いんですけど、将来が見えないんですよね。このコロナを乗り越えて強くなってるような未来が想像できない。転職サイト見よ……。

記憶がもう無くても

 数年ぶりに絡んだ昔の後輩がものすごい成長していて驚いた。堂々としていて偉いなぁって。刺激にもなりました。あと、初めて聞かされたのが彼らが自分の物真似をしているらしい。いい意味での真似じゃなくてただのモノマネ。確かに僕は他人のモノマネをしょっちゅうやってるんですけど、彼らに言わせると「他人のモノマネばかりやってるからモノマネされるんですよ」とか何とか。いやそれ違うだろう(笑)。でもなんでしょう、自分のクセとかをモノマネされることにムッとする人って結構多いと思うんですけど僕は全然ですね。何故ならそのモノマネを見ても自覚が全くないし、何ら特徴のない僕をそこまで見ていたのかと思うと嬉しくもあります。まぁこれも「いやいや特徴ないとかwww 何言ってんですか」と笑われましたけど。うん、でも楽しい絡みでした。僕の状態が最も悪いときにダイレクトに迷惑をかけちゃった連中なので、自分から話したいと思ったことはここ数年本当に無かったんですよ。今日はそんな自分の壁が少し破れた日でした。

ランチの女王が黄泉がえる

 竹内結子死亡は驚いた。SMAPファンとしても数多く共演してくれて、しかもクルミ(剛の愛犬)とのCMにも忖度なく出てくれただけに残念だし、発言とか振舞いとか演技の面でも、好きだと言える数少ない第一線女優だった。惜別として皆が彼女の出演作に言及していますが、あまり挙げる人がいないながら「フレンズ」の個性的な役柄は印象的でした。「黄泉がえり」は泣きました。今となってはこの映画の設定がなんだか彼女に重なりまくって余計に切なくなりますが……。

 自分も親族に自殺者がいる上、姉も未遂の経験があります(今は同一人物かと思うぐらい元気です)。だから死を選ぶほど追い詰められた人の心は察するに余りあるのですが、ひとつ確信しているのは周囲のせいでは無いんですよね。

会えなくなればつらいけど

 錦織一清植草克秀ジャニーズ事務所を去ることになりました。東山紀之はひとり少年隊を継承していくとのこと。


 少年隊は10代の頃の僕を姉兄と繋いでくれた僅かなコンテンツでした。それぞれが多感な時期でお互いに趣味嗜好も進む道も違っていた中で、PLAYZONEの時期になるとその出演者や演出の話題で盛り上がり、日常会話の中にもしょっちゅう劇中の台詞が登場していた(我が家ではよくあること)。最もファンだった兄はヒガシに憧れ格好から何からヒガシをコピーし、ヒガシの敬愛するマイケル・ジャクソンに心酔しダンスを始め、PLAYZONEにも毎年通っていました。
 何より、幼い僕をジャニヲタにしてくれたMusical Academyの存在。姉は原くん→秋山担、僕は町田担だったんですが、少年隊がいなければ出会うこともできなかった。僕らにはそれくらい大きな存在です。

 嬉しいのは、この発表でニシキの素晴らしいエンターテイナーぶりが再評価されつつあること。彼、本当に凄いんですよ。日本のアイドル史上彼よりダンスが上手い人はいないと確信してます。植草もその辺にいる人とは明らかに違う「フツーに凄い人」なんだけどニシキとヒガシが超人すぎてね(笑)。ヒガシのような人がグループとしてやってこれたのは間違いなくニシキと植草のお陰だと思う。最後に3人揃ったリアルタイムの姿が見られないのは残念ですが、35周年を冠したCDとDVD-BOXの充実ぶりがただ楽しみな今です。

少年隊 35th Anniversary BEST

少年隊 35th Anniversary BEST

  • アーティスト:少年隊
  • 発売日: 2020/12/12
  • メディア: CD