素敵な呪文

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。since 2006.3

日々の感想文。気が向いた時に書き散らしてます。
80・90年代J-POP、7ORDERの話題は頻出。
since 2006.3


時計仕掛けのマンゴスチン

 年末年始はMステと紅白少しの他には殆どTVを観てなくて。カウコンも今年は興味が薄れてしまい観ませんでした(何があったかも知らない)。なのでいつも観てる番組の特番だけ振り返ろうかと!

イケダンMAX 俺たちは今年やりきったのか!?スペシャ

 今まで廃墟スタジオだったの何故なんだろう(笑)。新衣装は可愛さ売りでファン受けしそうだけど、みんなショルダーずり落ちてて動きづらそうw 今回やたらと美勇人が目立ってましたね。スピンオフ舞台中だからかな?名場面でうまみちゃんwwww てっきり1位長妻リスりラップかと思ってましたよ。でもP.O.Pが作ってくれた「1234567」はマジでいいですよねーLove-tuneからのファンもメンバー紹介ラップナンバーはきっと欲しかったでしょうし、もともとHIPHOP好きの自分としても嬉しい。突然カップ麺食うとかTV番組っぽい!そういう場面の何気ない掛け合いからもメンバーとタイムマシーン3号との仲が深まったのを改めて感じる良い特番でした。なんかね、7人を知らない人が観てもメンバーをすぐ覚えられるような構成だったように見えた。一人ひとり見せ場があってね。萩谷はハズレ2連発で可哀想だけど独りでマジギレしててオイシかったし最後に決めてくるとこなんか、今までどこか後列のフォロー役みたいに落ち着いていた分担をひっくり返した気もします。モロはひょうきんキャラなはずなのに安井の横で真田長妻美勇人にツッコんでるとマトモな狂言回しに見える笑。

7.2新しい別の窓 元日スペシャ

 m-floとのコラボやホンネトークゲスト今田耕司は観たかった。その今田、SMAPとの仲はそんなに濃くない(と自分も感じていた)のにこの話の引き出し方は流石。吉本や徳井の騒動といった自分側の問題をうまく絡めて、ホンネトークらしくタブーに切り込んでいくやり方は、地上波の第一線が主戦場の芸人と思えないくらい「解ってる」感で、ななにーの視聴者としてすごく楽しめました。特に、72時間の時の事務所圧力の存在。「出るよと言って話が進んでたのに急に無かったことに。ビルの3階に昇ったらエレベーターに誘導されて下に向かわされたような」との表現。でもこれだけ公言してる時点で、吉本が新しい地図との接触を拡大していくのでしょう。まぁそれはそれでいいんですけど、それ以前から漢気だけで彼らを歓迎していた加藤浩次や、事務所総出で常にサポートしてくれた浅井企画という前例でね、吉本のクソさを余計に感じますけどね。ナイツもいい仕事したなぁ!

裏道裏金裏番組

 リュックの底が傷んだので買い替えたいと思いつつ、使い勝手や値段を気にして暫く躊躇していたのですが、駅ビルでポイントアップDAYをやっていたので衝動買いしてしまいました。結局こういうチョロい買い物ばっかすんですよ自分……(笑)。次はビジネス風がいいなとネオプロにしたのですが、要らない機能はほぼ無いし、今までと違ってしまう部分は慣れていくもの。中の荷物変えてないのに軽く感じるのはストラップの設計らしいです。うわー全然違うわ。今までのバッグ、背負う度になんでこんなに重いんだろうってぼやいてたもんな。とりあえずこれ使い倒していこう。


Greatest Hits 1991-2016~ALL Singles+~ (STANDARD盤)

Greatest Hits 1991-2016~ALL Singles+~ (STANDARD盤)

 ツアー映像観てからカッコよさにやられて、久々にヘビロテ中。といってもこのベスト盤まだ聴いたこと無くて、わざわざレンタル屋行ってきました。本人監修なだけに史上最も価値あるベストだし、肝心の内容も「STAY」から始まるこだわり、「FIRE」「Power of Dream」等、スルー厳禁な名曲が散りばめられた最良のセレクトと思います。ただね『MOTHER EARTH』から1曲も無いのが解せない!ミリオンアルバムから2曲ずつ選ぶ的な安直さ(選ばれてる6曲はどれも大好きですが)…まぁ、このアルバムは1枚として聴いてもらったほうが絶対に良いので、ベスト3枚組聴いて気に入ったら是非どうぞ、と言いたいです。
 そうだブックレットの各頁、曲毎にタイトルロゴがあるんですけどめっちゃ面白い。イメージぴったり。文字って本当視覚感動ですよね。

MOTHER EARTH

MOTHER EARTH

  • アーティスト:大黒摩季
  • 出版社/メーカー: ビーグラム
  • 発売日: 1998/09/09
  • メディア: CD

令和最初の年末に私はこれを振り返りたい!

 今日は仕事納めでしたので、ここも今日納めておこうかと。昨年末はすごいヒマだったのですが、ちょっと今年はバタバタしそうなので……。
 毎年書いてるおすすめやハマりものや思い出(?)記事です。早速いきましょう!

2019ヘビロテ10曲

  1. 兵、走る/B'z
  2. Prince Princess/Prince (殿下じゃない3人組)
  3. Peach Time/岡村靖幸
  4. 彗星/小沢健二
  5. 麒麟の子/Sexy Zone
  6. 忘れられないの/サカナクション
  7. Get Wild/TM NETWORK
  8. Lonely Soldier Boy/ZARD
  9. DAN DAN/THE YELLOW MONKEY
  10. たとえ遠く離れてても…/Every Little Thing

FOODS DRINK

1.マクロビ派 ナッツと塩(森永製菓)

 →今までのマクロビ派で最も好きだったんですが一瞬にして店頭から消えてしまった……。


2.エスプレッソアフォガートフラペチーノ(スターバックスコーヒー)
 →すごく美味しかった。カスタマイズしなくても既に完成してる。桃のやつも美味しかったけど夏はこっちばかりでした。


3.自然派Water(伊藤園

伊藤園 自然派 Water レモン 500ml×3本

伊藤園 自然派 Water レモン 500ml×3本

  • 発売日: 2019/08/13
  • メディア: 食品&飲料
 →これも全然店頭で見かけなかった。どこかで投げ売りしてたら箱で買いたいくらい。こういうの待ってた!甘味料不使用なの最高だし、妊娠中の人がこれなら飲めるって言ってたの見て感動した。


4.キクラゲ玉子炒め定食(東秀)
 →今年は中華料理をかなり食べていた気がする。東秀(総武線沿い限定?)のこの定食が一番好き。中華なのに薄味で、豚の切り落としと長葱も入ってる。まだ全然使う。


5.カフェベローチェ
 →会社の近くだけでなく営業先エリア結構どこにでもあるので殆ど毎日行ってた。今ではドトール行くならベローチェ探す。
 

素敵な呪文的MVP(順不同)

  1. 石野卓球→偽善っていうより善がそもそもないw 最高です。電気の新曲も。
  2. 西屋太志→あの絵じゃなかったら、Free!ファンにはならなかった。有難うございました。
  3. 田村淳(ロンブー)→いま一番面白いタレント。ちゃんと第一線の意識を保ったまま、TV的な面倒無しの「楽しいこと」をやろうとする姿勢。亮の件もご苦労様です。
  4. 上杉昇→こんなに精力的な活動は見たことがない。あと見た目が少し戻ってきたのも嬉しい。
  5. 津田淳子→美大生やデザイナーなら知らぬ人はいない。バターの本大好きだわ。
  6. 橋本環奈→女子に好かれる売れっ子って実は多部未華子以来じゃないか。インタビューとか見るとプロ意識も高いですよね。
  7. 萩谷慧悟→7ORDERから1人選べと言われたら間違いなく萩ちゃん。先陣切っての活動開始、朗読劇含む5本の舞台発表、公録でのパン演奏。彼の飛躍が7ORDERにリアリティをもたらしてくれた。
  8. 武知海青LDHは全然興味が無いですが海青はいい!筋肉キャラは勿論だけど、雰囲気は今井翼っぽいなと勝手に思ってる。スキルも十分。もっと売れろ!
  9. 田代まさし→不謹慎で失礼しますが、「お帰んなさいがコカイン買いなさいに聞こえる」とのトークはかの有名な「ミニにタコ」を彷彿とさせ、未だ衰えていないギャグセンスを感じました。
  10. 山本太郎→少なくとも今年の活動を見ると彼は本気で国を変えようとしてる。N国党立花と並べるのは既に失礼だし、既存集団にすり寄る芸能人議員とも全く違うことが日本中に知れ渡ったことは大きい。

 

買ってよかったもの

 買った時記事にしましたが、ガシガシ使ってます。ほぼ毎日胸ポケットに差してる。お店の担当者で何人か気づいてくれて、話盛り上がったこともある。ラミーは偉大。


 ここ3年ほど使っていたhumのフラップファイルバッグに代わる存在。カラーは赤。使ってて好きなのはリュックに丸ごと入るとこと、割としっかりしていて膝上の机にできるとこ。結構容量もあるのでなかなかです。


カルバンクライン CK-one オーデトワレ 100ml

カルバンクライン CK-one オーデトワレ 100ml

  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 香水もしょっちゅうつけてる。今はもう匂いが無いと落ち着かない。関税の関係で大容量のほうが安かったため、いつ使い切るんだよとかツッコミ入れつつ買ったんだけど来年もう無くなるわこれ。


 薄毛対策は頭皮から。近頃、自分と同世代の周囲が一様にうすーくなってるのを見て怖くなり、兆候もないのに始めたんだけど意外と効果あると思う。髪の質が変わったし、頭皮のできものが減った。育毛剤に頼るほどではないけど将来のために、なんて人はこれでいい。


 サイリウムじゃなくて懐中電灯です。このサイズでこの明るさは家族も驚いてました。夜はホンット見えないので自転車乗るときも使っているし、クルマ側からも人って見えないらしいので、特に雨の日は足下に向けて点けています。


 仕事柄ささくれとか爪割れとか普通に増えるので、ハサミが特に重宝している。鍵束と一緒に腰に下げてるので本当に腰刀となる(?)。


気になる時事トピック

  1. 狂暴台風・大水害→毎年酷くなる自然災害。来年が今年より穏やかだった、ということは絶対無いだろう。ちゃんと対策もしておこう。
  2. 京アニ放火殺人事件→一番ムカついたのが会社の要請を無視したマスゴミによる被害者実名の公表。正味な話、西屋さんとかあまりにも有名な人はいずれ判ることだから言わざるを得ないと思うんだけど、駆け出しのスタッフを一方的に公表したのは軽率という他ない。
  3. 桜を見る会→誰も桜見てない。必死っすね。彼は一度でも選挙をデスマッチで勝ったことあるんでしょうか(無い前提)。
  4. 児童虐待死の連発→しかも野田とか見沼区とか結構近所が多くて嫌だ。子に先立たれる親の悲しみを失っているなんてもう人間やめてますよね。
  5. 日米通商交渉→米の余剰在庫を無理矢理日本に押し付けるのは交渉ではない。来年からトウモロコシ食べられない。
  6. ジャニーさん逝去→時々ムカつくこともありましたけど、沢山の素敵なタレントを育ててくれて本当に有難う。
  7. 数々の芸能人×クスリ→驚いたのがやっぱ瀧。電気再始動おめでとう!田口はもう知らん(ハイフンの姉より)。
  8. コクヨVSぺんてる(プラス)→文具業界でこういうの残念だなぁ……コクヨも近頃は文具のセンス向上してきてるとは思う。まぁ僕はもともとプラス贔屓だけども。ぺんてるの商品さえちゃんと供給してくれればいいです。
  9. 郵政民営化の弊害→とんでもないブラック企業なのは知ってたけどこれほどとは。かんぽ生命は詐欺集団。
  10. 小室圭→今年なんだww

 

来年に向けて

 早寝早起き、マネジメント力向上、数字に強くなる、モノ(漫画とCD)を減らす、絵と手話を学ぶ、〆切を伸ばさない(やりきる)とか、中学生みたいな目標もあるにはあるけど、最も意識したいのは「自分を破る」。今年自分が少しは変われたかなと思えるのも、よくわからないこだわりや変なプライドを捨てたからだと今にして思う。そうすれば間違いないんだということも。
 さっそく1月から、今年とは全く違う日々になると思う。そして年間のプランをしっかり組んでおこう。意識高くできるかどうかは自分次第だけど、骨を鍛えればきっとやれる。


 ではよいお年を!おつかれーっ!!

今年読んだBL漫画ベスト10

【10位】fill the cream donut/でん蔵

 薦められなかったら読んでない絵柄。線が雑なのはともかく、顔が怖いんですよね(笑)。でも表題作は面白かった!デリボーイに惚れちゃったリーマン・ナオキ(註おっさん)が現実を知って絶望するの辛いけど、去っていった直樹への恋慕が募るレン(攻)のしおらしさでまぁチャラかなと思いました。あまり指摘されてなかったけど、受の欲求に応えていく攻という関係はSMっぽくもある。ご都合主義もある意味BLの王道。この本はエロ描写が本当凄まじいので好きな人はとことん好きでしょう。ひとつひっかかったのが受の喘ぎ。「らめぇ」ってかなり苦手なんですよね…そんな連発するか?
 この表題はどういう意味かと思ってたら中出しのスラングなんですね。今までよく使われてなかったな。


【9位】秋山くん(3)/のばらあいこ
秋山くん3 (マーブルコミックス)
 一緒にいる理由をシバに直接問われても「なんか面白い」とかいうふわっと好意しか伝えてこなかった秋山くんが、涙ながらの告白をしてくれました。そんな感動シーンから一転、退院後速攻ラブホSEXという緩急w 周囲の人々(特に梶原)はもう二人の関係に諦観しつつも寛容だし、ちえちゃんやじおん等の理解者がいるのはやっぱり嬉しい。イチャラブSEX三昧みたいに見えて仄暗さが常につきまとっていた二人だったので、今回の話は大きな転換点でした。
 この作品以降、格差CPはひとつのジャンルにもなりましたが、やっぱり他のそれとは全然違う二人。草壁佐条ぐらい揺るぎないCPに成長してほしいです!


【8位】ササクレ・レクイエム/鹿乃しうこ
ササクレ・レクイエム (バンブーコミックス 麗人セレクション)
 鹿乃さん得意の脇キャラ主役化。前作で晴れて報われた藤野奏と近親相姦していた弟・日向が主人公です。自分から強要したとはいえ実兄との関係がトラウマになっているところに、部活の先輩・絢斗が近づいて、と書くと絢斗がチャラチャラして見えますが、いやそういう部分もあるけどどちらかといえば天真爛漫な純情ボーイで、元来の明るさで日向の闇を丁寧に崩していく。最初ちょっと絢斗のキャラ苦手だったんだけど、日向のぶっきらぼう過ぎる性格と中和されていてなかなかいいコンビ。卒業後二人が成人しても話が続きます。育み愛いいですよねー。鹿乃さんらしいエロもしっかりあって嬉しい。
 数珠つなぎの作品群でありながら、BLのトレンドもちゃんと押さえた物語を描いてくれるところ、鹿乃しうこって素敵だなぁといつも思います。


【7位】絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男/紺吉
絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 1 (フィールコミックス FC Jam)
 pixivでも読んでたので面白いのは知ってましたけど、あくまでもBLあるあるを漂うような主人公の存在感よ。BL入門の役目もあるかも。で、俺はBLに生きる術を身につけてるから全然平気、みたいな感じかと思ったら、一筋縄でいかないBLの深さに驚いてる素人にいつの間にか成り下がってきてるのも面白いです。そんなんだからBL回避ルートも結構スレスレになってきて、石橋を叩いて渡れていない。一体どうなっちゃうんでしょうか(自分は、この主人公にBL相手は要らないと思います)。
 今回この本を入れた理由は、主人公の弟(綾人)がガッツリBLしてるから。弟は多分総受けポジで、どう見てもフツメンなんだけど愛されてると確かにかわいらしく見える(笑)。書き下ろしで相手の好意に気付いてますから、もう完全にBLスタートしていますよね。これな~続き見たいな~!当て馬可哀想だけど!


【6位】ただれた恋にはいたしません!/らくたしょうこ
ただれた恋にはいたしません! (リキューレコミックス)
 らくたさんの本はどれも好きなんですが、BL界隈ではこの作品でついに注目されたみたいで、初めて重版やドラマCD化しています。イケメン攻×ツンデレ受はいいですね、最近趣味だと気付きましたww それもイケメンがツンデレにハマって下半身のだらしなさとか一掃してお前だけだとかなるタイプのね。今作の高良と恭平はそのど真ん中です。冷静に考えると、女を取っ替え引っ替えするような男に信用なんか無いし惚れる要素が顔とテク以外ない気がするんですけど(笑)、高良の何気ない気配りとか弱味といった表面でない部分を見せ合える距離や関係になったからこそのラブなんですよね。恭平の田舎から来た幼馴染みが怖すぎる…でもらくたさんって悪人を描かないっていうか、これもただのペド変態で終わらせずギャグにするところがらくたさんらしくて好きです。変態のままを好むBLファンもいるだろうけどそれは別の作家で読めば?と思う。



【5位】やましい恋のはじめかた/小東さと

やましい恋のはじめかた (カルトコミックス PLACEBO collection)
 少しレトロ気味な絵柄やふんだんなエロ、幼馴染年下攻とどう考えても好きな要素しかない。その上、デビュー本なのに初回冊子付とか売り出すぞ感全開の出版形式とかね、期待もしますよね。そこにしっかり応えてくれてます。前半後半で攻・春の態度ってかキャラがかなり変わって見えるのですが、本当は純粋素直が地であって、相当ムリをしてたんだなってのが伝わります。健太郎(受)の葛藤の描かれ方めっちゃ好きでしたね。本心では春に惹かれていながら「兄弟のよう」からはみ出したくなくて、流されSEXする自分をギリギリでとどめようとする切なさ……。割ときっちりした修正だけどこの性器描写は多分好きなやつだわw ただ!深夜バスの座席でエッチはさすがにバレますって!


【4位】ぼくのカレシのすきなひと/リッケン
ぼくのカレシのすきなひと (バンブーコミックス moment)
 米鞍賢五の連載再開&単行本化を待っていたら全然違う名前でもっとライトなBLを描かれていました。これがね絵柄やコマ割りやアングルとかもうさすが!BL相関も素晴らしい。まるまる表題作。もともと付き合ってる高校生CPの攻が本当は実兄を好きなことを受にバレるんだけど、二人とも悪い暗いほうに行かないのがいい。攻は肉親に欲情する自分にめっちゃ罪悪感を抱いて生きてきたため、それを受に正面から指摘されて固まってしまい、自分に懐かなくなった受にさらに絶望。でもそこでちゃんと受に向き合ってくれた勇気には漢気も感じて。それ以上に漢気見せるのが受。容姿も口調も中性的な受が、攻の心の揺れを目にして、厳しくしつつもそれを共有しようとする健気さや芯の強さが実に清々しい。この二人にはずーっと一緒にいてほしいなと心から思いました。こういう誰も傷つかないBLがやっぱり好きなんだよなー。たまには暗いのもいいですけどね。


【3位】九条せんせいの言いなり/たらふくハルコ
九条せんせいの言いなり (BABYコミックス)
 今年は新しい作家が多めでしたが、一番好きなのがこの人。絵がホントに好き。あまりに気に入りすぎて同時期に出た『ロマンチックじゃモノ足りない』との連動特典小冊子を申し込み、滅多に買わないDL同人も読みました(ゆうり可愛かった!)。
 これは無理矢理まとめると作家(もちろん九条せんせい)×編集・成川のソフトSM絆されラブ(?)。成川は精力薄めの凡人なんだけど先生に虐げられる形で興奮を覚えてしまい、何度も身体を重ねるうちに先生の闇に寄り添っていくという……えー、ここまで書いて気づいたけど、この手のBLが僕のどストライクなのかもしれん……。「割とムリヤリな始まりから、流されてるうちに攻の本当の姿が愛らしくなってしまう受、そんな受に攻も心を許し始め……」みたいなやつ!そんなんばっかやん今年!!
 話が逸れましたが、物語やネームの面白さは当然として、この漫画はエロがすっごく良いです。道具が苦手じゃなければ絶対気に入ります。まぁ僕は成川が先生との最初の情事を思い出して風呂場でオナニーしてるとこが一番好きですけどね(?)。
 

【2位】この背中に爪を立てて/西本ろう
この背中に爪を立てて (on BLUEコミックス)
 絵が細かくて劇画っぽいんだけど思いっきりBLです。テーマががっつり不倫なので賛否が別れるタイプの物語ですが、なんでそうなるんだよ最悪!という感想は見かけなかった気がする。そのくらい上手にまとめている。恐らく、この関係は許されないと解っていながら無視して暴走するような話じゃなかったからじゃないかな。本当に別れるかと思ったもんなってそれじゃBLじゃないですね(笑)。攻が男くさくってか人間くさくなっていくのがきっちり描かれていくので、なんでお互いに惹かれたのか解りやすいのも良かった。『トワイライト』も好きな話でしたが、こちらはその何倍も台詞が練られていて完成度高かった。いま連載掛け持ちしてるほど人気なのも頷けます。今後さらに飛躍する漫画家さんでしょう!


【1位】ワンルームエンジェル/はらだ
ワンルームエンジェル (onBLUEコミックス)
 うーんどうしても1位になっちゃうな……またはらださんが1位になるとアレだから敢えて下げようかとか思うんだけどそんな操作を思いつくこと自体がこの作品の非凡さを裏付けてしまってるし、やはりいいものはいいと素直に選んだベストにしたいので、ここは1位です!もうしょうがない!ここしかない!
 「止まり木」の時にははらだギャグワールドの1つに過ぎない短編だったのが、リメイク連載が始まったと知った時から、これは何か強烈なメッセージがあるに違いないとは思いました。うまくまとめられないんですが、それをドラマ豊かにちゃんと描ききっていること、魅力的なキャラのおかげでBL風の萌えもそこそこ担保されていること、そして物語を締める数々の「本の」演出に脱帽しきり。あと「BL臨界点!」というコピーの秀逸さね。僕の考えるBLはつまるところ人間愛がテーマのファンタジーで、「女子向けのエロ漫画」では決してない。それをBLの外側まで限りなく寄せてきた、まさに珠玉の作品です。
 現実はクソみたいなことも山ほどあるけど、世間や社会のせいにしてるうちに終わってしまったら虚しすぎる。たった一人いるかいないかで自分達の生活っていくらでも変わるんですよね。この漫画は今現在のBL界で主に描かれてることを飛び越えて、人生とか生命の実状を巧みに描いてくれてます。性描写はありません。これを読んだ上でそういうのを二人に求める人もいないと思うけど。映画化希望!!



 今年は精神的にも持ち直したので、ここ数年と比べてBL漫画を読んでいても感動が深かった気がします。同人誌もいくつか買ったし。ハズレに出会うことが普通なくらい玉石混淆の業界なのに面白い作品ばかり読めてるのはすっごく得した気分になります。来年もそうありますように。

大黒摩季MUSIC MUSCLE TOUR FINAL

 WOWOWで今年のツアーファイナルが入るというのでなんとなーく録画しておいたのですが、いやぁ素晴らしかった!!オープニングに摩季さんが脱ぐことしか事前に知らなかったので、セットリストも調べずに観たんですけど、本当にすごかった。インターバル除き約3時間、MCもバンドセッションもほぼノーカット。大黒摩季をよく聴いてた人は絶対楽しめるし、演奏がとにかく凄いので90年代のV系に興味がある人なんかも唸るのではと思います。
 何度も書いているけど、ミュージシャンは新作を引っ提げて新しい試みを見せてくれるうちは現役で、ヒットソング大集合みたいな大義なきライヴをやるようになったらアーティスト生命は終わりだと思うんですね(ただの懐メロミュージシャン)。でも今年で50になる摩季さんが、ステージングは衰えるどころか攻めまくった演出で最新作(2枚組)をガンガン魅せてくれる。しかもヴォーカルが!声めっちゃ出てるやん!!感動しました。TVの音楽番組での5分間じゃ彼女の熱量が全く出せないので、ライヴの大黒摩季を観たらみんな吃驚するのになといつも思うんです。復活した直後も何度かTVで観ましたけど、まぁ声が戻ってるなくらいの感想で。それがこのライヴではもうただ圧倒的。特にROCKだけじゃなく、聴かせるバラードの時が凄い。10年程前のかすれ声はどこへやらです。「あなたがいればそれだけでよかった」が原曲キーで聴けたのはめっちゃくちゃ嬉しかった。終盤のハイライトとも言える「FIRE」もバッチリでした。率直な印象ではライヴ活動を始めた98~99年頃ぐらいまで復活してる気が(この時期一番好きです)。
 それから、新作の楽曲がとにかく素敵!「Lie,Lie ,Lie」くらいしか知らなかったけど、同世代に向けたメッセージを詰め込んだ歌詞は年齢的に若い僕でも十分楽しめるアレンジや演出で彩られているし、摩季さん自身のパーソナルな出来事を書いた曲もいくつかあって、これがまた良い。「Mama forever」なんて非常な名曲じゃないか。
 あと、今回のバンド最高でした。初期のビーイングメンバーを超えたかもしれない。女性コーラス2名との掛け合いも当時を彷彿とさせて良かったし。大黒組の側近とも言うべき原田喧太と真矢、竹上良成、スティーヴエトウに加え、ベースJu-kenが演っててビビりました。これ豪華すぎるわ。さらにキーボーディスト柴田敏孝の存在感よ。あまり知らなかったけど今回のツアーのチャレンジングは彼のスキルやセンスがかなり大きいのでは。
 ゲストで来た土屋公平とかプリプリリズム隊とか書きたいんだけど、だいぶ長くなってることに今更気づいたのでこの辺にします(笑)。でもね、まぁこれだけ書いてるって時点でお解り頂けるかと。こんなに映像で興奮したライヴは久しぶり。何より大黒摩季は本当に完全復活していたと知れて嬉しすぎました。

 ちょうどこれ観た直後に、Twitterで彼女の離婚を知りました。色々思うことはあるけど、ステージで「やっと自分を好きになれた」「病気治したら本当に幸せ。頑張ってよかった」との言葉には沢山の想いがこめられていたんだなぁ。いま往年のビーイングスターが次々に復活を遂げる中で、ここまで新しい挑戦を第一線レベルでやってる人は大黒摩季だけだと思います*1。これからも応援してます。

*1:WANDSには期待してます!

シャンパンコールが止まらない

 今月全然時間がなくて、イケダンMAXひと月分まとめて観ました。メンバーの舞台出演が相次いでて7人揃った回が無かったんですが、それでも過去イチかってくらい面白かった!特に長妻の査定回、これ長妻にやらせたのは勿論だけど、安井モロ美勇人って人選もよかったと思う。安井と美勇人はなんていうか、役割的にどうしても弄られる場面が少ないと思うんですよね。しかし美勇人120%は最高だったwwwww スタンプ本当欲しいwww
 そんでパーティー回!さなやす無双wwwwwww いやホント企画殺しではあるけどバラエティ的には大成功でしたね(笑)。来週が楽しみすぎる。

 今月は来年の活動がジャンジャン発表されててただただ嬉しいのですが(安井の映画絶対行きます!)、Twitterで誰かが言ってたように、僕も彼らについてはもっと売れろ!売れまくれ!と常に思ってるので、来年は少し具体的な協力ができればな、と……でもグッズとか買わないしなぁ……。