25年ぶりに聴いた真矢唯一のソロアルバム。他の4人と違ってサブスク解禁されてないみたいだし買っとこうかなとオマケで入手した感覚だったんですが、え今聴いたらめっちゃいいじゃないっすか!大人が聴く作品だったわこれ。小4ズの自分には視聴機で聴いて「地味だなー」としか思えず終いだったのを悔やむばかり……。
驚くべきことに当時の河村隆一とほぼ同じ路線というか完全に秋元康が真矢をJ-POPに浸からせてる作品。彼の単発企画だからまぁ言うほど悪くなるはずもないんだけど、さすが曲毎に超豪華ミュージシャンが勢揃いしてるのもポイント高い。が、何よりもとにかく真矢のヴォーカルが最高です。トークの時よりずっと太く低い声質なのに高いキーもこなしているし、真矢も曲のカラーに合わせて歌い方を使い分けてるんですよね。特に冒頭4曲の展開は素晴らしい。全体通してもアダルティで女に媚びない雰囲気を醸していて、巧みな良作です。ブーちゃんと呼ばれてお茶の間に浸透する前なのでまぁあんな結果に終わりましたが、順番が逆ならもっと注目されたかもしれない。蛇足ですがLUNA SEAのソロ期については思いっきりSUGIZOにハマってました。